Food Biz WEB エフビー短信
No.0490
2026/09/26
JFの外食市場動向調査(2026年7月度)
<全体概況>
7月は、台風の影響を受けた前月から一転、比較的天候が安定したため、全体的に客数は回復した。西日本を中心に酷暑日があったものの、記録的な猛暑に悩まされた前年と比較して、極端な高温が和らいだことも客足にプラスとなったか、外食全体の売り上げは106.8%となった。また、各社はコラボキャンペーンなどさまざまな施策を展開して集客に努めているが、お得なキャンペーンなど消費者の値頃感への訴求の有無が集客を左右する状況も散見され、引き続き難しい舵取りを迫られている。
<業態別概況>
■ファストフード業態(FFS)
・FFSの全体売り上げは107.5%となった。
・「洋風」は、一部ではシステム障害によるメニュー制限が客数に影響したが、引き続き期間限定商品やお得な商品のキャンペーンなどが好評で、売り上げ107.6%となった。「和風」は、人気メニューの復活や人気ゲームとのコラボなどで、売り上げ109.5%となった。「麺類」は、各社客数はまちまちであったが低価格業態の好調と店舗増により、売り上げ107.2%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、引き続き「回転ずし」の一部で拡充した低価格帯メニューが集客を増やし、売り上げ103.9%となった。「その他」は、「アイスクリーム」が人気ゲームとのコラボキャンペーンで客数が大幅に増え、売り上げは107.8%となった。
■ファミリーレストラン業態(FR)
・FRの全体売り上げは105.7%となった。
・「洋風」は、低価格業態の好調が続いているが、各社の客数はまちまちで、単価上昇が売り上げを押し上げて106.1%に。「和風」は、天候が回復したものの、夏季の帰省シーズンを前に客数が思ったほど伸びず、売り上げは客単価と店舗の増加により103.5%。「中華」は、引き続きボリューム感を強調した麺類メニューが男性客中心に好評で、売り上げ106.0%。「焼き肉」は、客数は各社まちまちであったが、グランドメニューの刷新などで集客好調となったところがあり、売り上げは108.2%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、天候が安定したことに加え、一部のスポーツ観戦ができるパブレストランがサッカーW杯で引き続き集客好調、また地域コミュニティの宴会の受け皿として集客に成功したところも見られ、「パブ・居酒屋」の売り上げは105.2%となった。
■ディナーレストラン業態(DR)
・大阪エリアでは昨年の万博の反動で振るわないところもあったが、天候の回復とともに、週末の家族需要は堅調、ボリュームアップキャンペーンなどの好評とあいまって、売り上げは109.5%となった。
■喫茶業態
・ブランドキャラクターのグッズキャンペーンによる集客や客単価上昇などで、売り上げは104.4%となった。