Food Biz WEB エフビー短信   No.0489

2026/07/28
JFの外食市場動向調査(2026年6月度)

<全体概況>
6月は、たび重なる台風の接近と土日が少ない曜日回りもあり、客数は失速、客単価上昇と店舗増に支えられ、外食全体の売り上げは103.3%となった。空梅雨傾向だった前年と比較して、天候に恵まれず気温も上昇しなかったこともあり、台風以外の日も雨天日を中心にFRや飲酒業態で客足は伸び悩んだ。他方、FFなどの普段使いの店は、比較的堅調に推移した。

<業態別概況>
■ファストフード業態(FFS)
・FFSの全体売り上げは105.1%となった。
・「洋風」は、引き続き期間限定やお得なキャンペーン商品の好評に加え、一部でサッカーW杯がデリバリー需要につながったところもあり、売り上げ105.7%となった。「和風」は、夏の定番メニューや新メニューの好調に加え、昨年からの異物混入の影響も薄れ、売り上げ108.1%となった。「麺類」は、全体では天候要因などで客数が落ち込んだが、低価格業態の堅調や客単価の上昇により、売り上げ104.3%。「持ち帰り米飯/回転ずし」は、「回転ずし」の一部でお得な商品の拡充が好評で、普段使いの「弁当業態」の一部でも台風の影響が限定的なところがあったが、全体では客数減少が大きく、売り上げ98.9%となった。「その他」は、「アイスクリーム」が人気ゲームとのコラボキャンペーンで、「カレー」はYouTube等を活用した限定販売メニューで、それぞれ訴求が成功し、売り上げは106.1%となった。

■ファミリーレストラン業態(FR)
・FRの全体売り上げは100.5%となった。
・「洋風」は、低価格業態は引き続き堅調も、多くは天候要因と曜日回りで客数が失速し、単価上昇に支えられて売り上げは101.9%。「和風」は、天候要因がシニア層の客足に響いたか、客数が大幅に減少し、売り上げ98.6%。「中華」は、引き続きボリューム感を強調した麺類メニューの好評と店舗数の増加により、売り上げ100.1%。「焼き肉」は、各社まちまちであったが、台風や土日数の少ない曜日回りが影響し、売り上げは99.5%となった。

■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、一部のスポーツ観戦ができるパブレストランがサッカーW杯の試合時間に合わせて営業し、売り上げを伸ばしたが、全体では台風などの天候要因で客数減少が大きく、加えてオフシーズンで元々少ない宴会予約がさらに減少し、ビヤガーデンなど雨天の営業縮小もあり、「パブ・居酒屋」の売り上げは99.9%となった。

■ディナーレストラン業態(DR)
・台風で団体客のキャンセルなどもあったが、週末の集客は比較的順調で、高単価業態や和食の食べ放題業態等の堅調もあり、月全体の売り上げは103.9%となった。

■喫茶業態
・台風以外でも雨天日の多い天候が、客足に影響したが、夏の期間限定メニューなどによる客単価上昇で、売り上げは100.6%となった。