Food Biz WEB エフビー短信
No.0479
2025/09/28
JFの外食市場動向調査(2025年8月度)
<全体概況>
8月は、昨年と比較して土日数が多い曜日まわりで、台風の影響も少なく猛暑が続き、冷たいメニューやビール類などの売り上げ増に加えてお盆の帰省需要も好調、外食全体の売り上げは108.4%となった。夏休みの行楽や観光需要は立地によって天候に左右されたものの、外食需要はFFSを中心におおむね堅調に推移している。だが、物価高が続くなかで一部では客数の伸び悩みなどがみられた。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・FFSは、全体売り上げ107.4%となった。
・「洋風」は、夏限定の新商品や定番の季節メニューが好調で、売り上げ107.0%。「和風」は、客数の伸びが弱かったものの、期間限定の定食メニュー等が好調で、売り上げ108.6%。「麺類」は、猛暑で冷たいメニューとビールの販促が引き続き好調、売り上げ110.0%。「持ち帰り米飯/回転ずし」は、持ち帰り米飯中心に客数が引き続き弱いものの、回転寿司ではお盆期間の集客が好調だったところもあり、売り上げ106.0%。「その他」は、「アイスクリーム」が今月も人気キャラクターとのコラボ商品を投入して好調、売り上げは105.0%となった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは全体売り上げ109.8%となった。
•FRは、お盆時期を中心に帰省や行楽需要がおおむね堅調で、「洋風」は、低価格業態の好調に加えて、お値打ち感のある商品が客単価を押し上げたところもあり、売り上げ109.6%。「和風」は、昨年と異なり台風等の天候に左右される日が減り、売り上げ112.2%。「中華」は、ビールの販促や店舗数増で、売り上げ110.4%となった。「焼き肉」は、お盆時期の好調と土日数が多い曜日まわりから客足がもどり、売り上げは106.5%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、連日の猛暑でビール販売が好調。昨年は大型の台風で予約キャンセルが相次いだが、今年は比較的天候にも恵まれ、売り上げは109.1%となった。
■ディナーレストラン業態
・インバウンド需要の勢いは各社まちまちであったが、昨年のような悪天候の影響は少なく、お盆帰省や夏休みなどの需要が好調、売り上げは110.8%となった。大阪のターミナル周辺の一部店舗では、夏休みで賑わう大阪・関西万博によるプラスの影響がみられた。
■喫茶業態
・物価高による客単価の上昇が売り上げ増の主要因と思われるが、夏用のドリンク類の投入や各種販促の努力もあり、売り上げ110.9%となった。